私が3年と3ヵ月働いた会社を辞めたハナシ

私は高卒で就職した。

高校生の時から私の脳みそは貧乏でビビりだった為、奨学金を借りてまで大学に行く気概がなかったのと、工業高校だったので、職種を選ばなければ容易に就職出来た事も大きな理由である。

お金が人並みに好きだった私は、在学中も某コンビニエンスストアでアルバイトをしていたし、就職して更にお金が貯まるようになったら海外旅行に行きたい、と密かに夢を抱いていた。

同じ年に入社したのは30人前後だったと思う。最初の3日は全員で新人研修に参加して、その後、いくつかある事業所に振り分けられる。同じ事業所に配属された同期は9人。高卒の子もいれば、専門卒、大卒の人もいた。

職種はいわゆるエンジニアと括れるもので、私なんてソフトの使い方も分からずに入社していたので、まずは使い方を覚える事から始まり、その後は簡単な仕事を振ってもらって、一ヵ月を過ごした。

5月になると更に細いグループに配属される。大体1グループ、3〜5人くらいで、そのグループのリーダーが私達新人を一年間教える決まりだった。

 

一人、新人の間でヤバいと噂される女の先輩がいた。

なにがヤバいって、とにかく感情の起伏が激しく、一度キレると止まらない、言葉もキツく、やり方も陰湿で、典型的な面倒臭いお局さんだった。

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そのお局さんが私の教育係になってしまったのだ。

お局さんとは教育係が決まる前に、二、三度関わっていて、初めの一回が強烈だった。ある事がきっかけで朝一番にすごい勢いで私を含む新人何名かが怒られて、とりあえずすぐ謝った私に「お前、いま適当に謝っただろ」と睨みつけながら言ってきたのだ。

 

 

 

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はい、正解です。と思いつつ、「思ってないです」としか答える事の出来ない質問に一体何の意味があるのか、私は今でも分からない。

そんな事があって、なるほど、百聞は一見にしかず、確かにヤバそうだと思っていたその人が私の教育係、しかも後で分かった事だが、お局さんのご指名だったらしい。

お局さんのグループには私ともう一人女のA先輩がいた。

A先輩は人当たりの良い、優しい先輩だった。会社の飲み会や、それ以外でもお局さんとよく一緒にいた。

初めのうちはお局さんも優しかったし、仕事に対しては熱心な人の為、私の教育にも力を入れてくれていた。

しかし、しばらくするとお局さんのA先輩に対する当たりが強くなった。

キレて、罵声を浴びせて、A先輩が泣いて謝ろうが何しようが、延々と怒り続ける。次第に無視して、私だけを呼ぶようにしたり、そこに居ないかの様に扱いだした。

そのうち、A先輩は昼食を食べなくなった。

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お局さんが帰った後は、私達は普通に話す事が出来て、そんなある日A先輩が私に「私な、グループ変えてもらおうと思ってる。部長にも明日話す」と切り出した。

私はそれに賛成して、応援した。

その後、もちろんA先輩がグループを変えたいと希望を出した事で、お局さんはまたお怒りで面倒臭かったが、次月から無事A先輩はグループを移動し、フロアも別になる事が出来た。初秋の出来事だった。

A先輩がグループを移動した事で、他のグループ編成も少し変わり、我がお局グループには私の同期Bちゃんが入る事になり、お局さんと新人2人になった。

Bちゃんは頭の回転も良くて、センスがある新人と評判だった。

お局さんはすぐにBちゃんの事を気に入り、とてもゴキゲンみたいだった。

 

 

そして、お局の乱〜第2シーズン〜が始まろうとしていた………。